住環境改善


│カビ編       │                                                                               
                                                                            
①開放的な昔の日本家屋は、自然と調和していた。
 木・土・草・紙で造られた家。それは、自然そのものであり、自然の中で生活する日本人古来の建て方であ る。

②現代の住まいは、カビやダニの格好の住み家だ。
 人間が快適と思う住環境は、アルミサッシや新建材の普及により、住環境が変化し、カビやダニにも快適な 環境になってしまった。

③住居にカビが発生すると健康に悪い。
 ぜんそくや真菌症、水虫、シラクモ、インキン、タムシなどは代表的なカビの病気。カビの感染症で亡くな る病気は、カンジダ症、アスペルギルス症、クリプトコッカス症などで増加傾向にある。また、お年寄りの 死亡原因の半数以上はカビによる肺炎である。というデータが千葉大学から出ている。
 カビが生えていると、当然カビをエサにするダニもまた多くいる。

④押入に収納した物がカビだらけ。
 北側にある押入は、結露が出来やすい。常に風を通すように気をつける事。(押入の戸は開けて置く)

⑤家具の裏側もカビがいっぱい。
 家具の接着剤にカビがはえる。壁から10センチ位離し部屋の相対湿度を60%以下にする事。

⑥家の内外にカビが生えると家は壊れるか。
 材木の含水率が28%になるとカビや腐れが現れる。

⑦除湿機と加湿機の使い方に問題はないか
 カビが発生するような住宅では加湿機は必要ない。
 窓ガラスに水滴がつくような住宅では、加湿機よりも除湿機を使用しなければならない家庭の方が多い。

⑧結露を止めるとカビはなくなるか。
 カビには、好水性、好乾性の2種がある為どちらともいえないが、結露しにくい家造りは重要である。

⑨畳に発生したカビの退治法。
 手順は、漂白剤を水でうすめ、濃度は、有効塩素が0.5%くらいで使用する。使用の際は、窓を開放し、通 風をよくして下さい。この漂白剤をポリ容器に入れ、ゴム手袋をして、ぞうきんで畳の表面のカビを拭き取 る。(漂白剤を使用したくなければ、みず拭きでふきとるだけでもok)次に消毒用アルコールを布にしみ 込ませてこまめに拭き取る。(アルコールは、水分の蒸発を助け殺菌する効果がある。)

⑩ジュウタンに発生したカビの退治法。
 消毒用アルコールで殺菌する。

⑪石膏ボード直張り工法はカビが発生しやすい。

⑫防カビクロスでもカビは生える。

⑬住宅設計時から防カビ対策をする。

⑭住宅設備から考えたカビ対策。
 台所や浴室で使用している換気扇は、大切な役割を演じています。また、電子式空気清浄機でカビの胞子を 吸着させたり、除湿機による相対湿度の低下や、床下を乾燥させる為の、床下専用換気扇の設置、そしてこ れから脚光を浴びそうなのが、熱交換機などなど常に過ごしやすい環境について研究してみる価値があると 思います。

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│ダニ編      │                                                                              
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①ダニはこんな場所に生息している。
 人間・ネズミ・鳥・植物・米・砂糖・落ち葉・昆虫・海・川・地下水・布団・ぬいぐるみ・ジュウタン・
 畳・土の中etc。

②ダニによって起きる病気。
 気管支喘息・鼻、眼アレルギー・ツツガムシ病・野兎病・紅斑熱群があげられます。

③家の中にダニが増える条件よは?
 ヒョウヒダニは、温度が25度あり、湿度60%の場所で、エサの含水量が13~15%にな 

 ったときに、 エサの中やエサの下側に卵を生み、よく繁殖します。

④高温多湿の夏はダニの大好きな季節。 
  温度25度で湿度75%という夏期の室内温室度を想定した環境下では、34匹のケナガコナダニは、10 週目には、1万匹に増えるのです。ネズミに寄生するイエダニも、人に寄生するヒセンダニも同様です。

⑤ダニのでやすい家とでにくい家。
 具体的にいうと、ダニが潜む食品、衣類や寝具、畳、ジュウタンなどの温湿度が、気温や家屋のつくり方や 居住者の生活の仕方などにより、ダニの繁殖に合うように保持されている家です。
  コンクリート住宅は、気密性も保湿性も高くなりがちです。快適な生活をしていると自負する世帯の、室内 の温度と湿度を調べてみると、1年間を通して温度15~28度、湿度60~80%の家が多かった事は、 ダニにとって「魔の冬」が永久にこない別天地となるわけです。

⑥ダニに好かれる人と嫌われる人。
 ダニぜんそくにかかりやすい人とは、ヒョウヒダニの生体、死骸、糞を吸い込み、これらが気管支に多量に 入るか、繰り返しは入り込んだ結果、ダニに対して反応しようとする抗体が体内にできやすい人です。
  ダニに刺されやすいのは女性や子供に多く、スポーツマンタイプの男性には少ないのです。また、ダニのだ 液に反応しやすい人でもあります。一般に、ツメダニに刺されやすい人は蚊にも刺されやすく、アレルギー 反応に共通部分があるのかもしれません。

⑦ダニの防除法。
 発生源をふさぐこと。
  高湿度環境を改める。
    ネズミによるイエダニ被害であれば、ネズミが入れないように穴をふさぐ。
  人畜無害な方法で行う。
  薬剤を安易に散布するのではなく、畳などのダニは、加熱乾燥で駆除する。
 全部殺す必要はない。
  家の中のダニを全部殺すのは不可能だし、その必要もない。

⑧畳の上にジュウタンを敷くとダニが増える。 

⑨畳の日光干しはダニの予防には最適。
 畳の中心部が50度を越えるとダニを殺るし、その間に床下に風を入れたり、床を掃除出来るからです。 

⑩ダニを皆無にできる床材とは?
 板・Pタイル・クッションフロア・建材畳です。

⑪床下換気に気をつけるとよい。
 床下の土から上がってくる水蒸気が床下にこもってしまい、畳やジュウタンの含水量が高くなってしまいま す。床下の土をコンクリートで覆っても、雨水が換気口から入り込んで、いつまでも乾燥しないようでは同 じ事です。床下がジメジメしていると、カビもはえやすくなり、家の土台も腐りやすくなります。床下の換 気の悪さはヒョウヒダニ、ツメダニ、コナダニやカビを発生させ、やがてシロアリの発生、土台の倒壊へと つながります。
 床下は高い方がよく、45センチ以上あれば理想的です。湿度が高い場合は、床下換気扇を取り付ける事で 強制的に換気するのも一つの方法です。

⑫夏ごとにダニ刺されが起きる家は問題がある。
 家の構造や、立地上に問題があるか、生活の仕方に問題があるか、あるいは戸外から入り込んでくるネズミ や野鳥や植物寄生のダニに刺されているかのいずれかです。

 

効率良い「湿害虫、小動物」の駆除方法

 バルサンを焚く方法です。その際は、床下・室内・天井裏で3箇所同時に焚きます。面積が大きければ個数を増やすのも良いでしょう。

注意事項として、床下換気口をベニヤ等で塞ぐ事が必要です。完璧まではいきませんがある程度の効果は出てくる筈です。

家人の方は、外から家を見渡し煙が隙間から出ている所を見つけて下さい。小動物はそこから出入りしている筈ですよ。見つけたら必ず塞ぐ事で被害が少なくなる事でしょう。

 

湿害虫とは、ゲジゲジ・ムカデ・ゴキブリ・ダニ・・・等

小動物とは、ネズミ・コウモリ・野鳥・イタチ・・・等