畳(たたみ)









イグサの生産地

いま、国内で作られるい草の95%は、熊本県八代地域です。

い草は生長する際にとても多くの肥料を必要とするため、地が深い所と、昼夜の寒暖の差等、の理由でこの地が選ばれています。

昔は、滋賀県の近江八幡あたりでしたが、その後瀬戸内海沿いの広島・岡山が主な産地となり、品質が良いい草が生産されていました。全国でも点在していて、静岡・四国・石川・福岡でも作られていました。

 

 

外国産の畳表も輸入されており、全国の流通の8割を占めている状態です。主に中国のミンポウ地方と、四川地方です。

 

 

 


畳の良さって何だろう?

畳の良さって何だろう? と考えた時に、やはり一番に挙げられるのは

「暮らしにおける畳の機能性」

 

①畳のリラックス効果

   

 色・・・・・・畳の黄緑色は、安心感を与える色といわれています。

 

 香り・・・・畳の香り成分もリラックス作用をもたらすことがわかっています。

     フィトンチッドや芳香成分(紅茶・バラ・スミレ・ラズベリー・バニリン)

 足元・・・・靴を脱ぐことによるリラックス効果もあります。

 

②イグサの抗菌効果

 

 白癬菌・・・・・・・水虫菌(カビ)に抗菌作用あり。(北九州大学研究結果)

        フローリングに比べて、感染しにくい素材なんです。

 

 臭いを抑える・・・イグサのスポンジ構造による吸着作用で、汗の臭い成分アンモニア類を吸着        

         し、微生物を抗菌する事で抑えます。

 

     抗菌作用は、食中毒菌のサルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・

           腸管出血性大腸菌0157・026・0111、

           腐敗細菌バチルス菌、腐敗細菌ミクロコッカス菌、

           水虫菌の白癬菌・レジオネラ菌

 

 


イグサのスポンジ機能

国産い草の断面写真です。

イグサの断面はスポンジのように小さい穴がいっぱい空いている構造(ハニカム構造)

 

畳の吸着機能

 稲わらは、湿気を直ぐに捕まえる即効性。、イグサはゆっくり放出する遅行性

 本畳の構造はベストパートナーで、「湿度調整役をする、住まいの天然のエアコン」です。

 

畳の弾力性

 柔道でご存知の様に、安全な受身と技のキレ。

 転倒しても怪我が少ない・・・・。

 

畳の吸音性

 フローリングで叫ぶのと、畳の部屋で叫ぶのでは、音の反響がまったく変わります。

 隣人との騒音が気になる集合住宅には、必須です。2Fの音は真下に一番響きますね。

 

畳の吸放出性

 イグサの断面のハニカム構造は、モノを吸着する能力に優れています。

 シックハウス(ホルマリン)・ 大気汚染(ノックス)

 焼酎不純物(フーゼル油) ・ 烏龍茶の渋み(タンニン)

 

 

 


畳表のできるまで

持続性の高い農業生産方式の
導入に関する計画認定証
「エコファーマー」

品質が良く、安心して使ってもらえる畳を提供していくため、生産に携わる人々の努力は終わることがないのです。

 真冬の寒風の中でのい草の根付けや、暑い夏のさなかの刈り 取りなど、厳しい自然環境の中で作業は行われます。 そのほか畳表ができあがるまでには、根気のいる丹念な作業が続きます。

そうした仕事を経て、い草の香りが清々しい畳になるまでどんな手順で進んでいくのか、各段階ごとに追って見てください。畳表の1枚1枚に、 あたたかい人の手によって生まれた安らぎを感じることができるはずです。 

 

12月の寒い時期に株分けされた苗を、手作業で本田に植え付けます。

5月の上旬頃、い草の先端を刈り取って根元に日光が当たるようにします。先刈りと呼ばれ新芽の発育を促します。

先狩り跡、苗がたおれない様に綱掛けをしています。

6月中旬~7月中旬にかけ、成育のいい充実したい草を刈り取ります。

ここで、い草を染土という特殊な粘土質の泥水の中につけて染めます。


次に乾燥させます。変色や退色を防ぎ、品質を保持する働きもあります。

1枚1枚の畳表が機械で織り上げられます。

1枚1枚をていねいに仕上げます。 こうした細かな作業が品質を守っています。

検査規格に基づく厳しい検査をして、格付けを行います。

苦労した分自信をもって誇れる畳表は市場へ